「長崎くんち」を少し分かりやすく

※本記事では広告を利用しています

長崎くんちは、10月7日、8日、9日に開催されるお祭りです。

街に出店が溢れ、それだけでも十分に楽しめます。

コロナ禍で中止が続きましたが、2023年から再開です!

ところで「おくんち」って何?

「おくんち」では「踊町」や「奉納踊り」など…分かりにくい言葉が多いです。

ここでは、とにかく簡単にまとめます。

目次

最初に

おくんちは、

①神様が下りてくる3日間に奉納踊りを行うこと

②奉納踊りは、7年に1度、A町が「踊町」となり、「*踊り」である「*龍踊り」をする

(*の部分は「踊町」によって変わる)

この2つで、おくんちの8割は抑えられるはず。

 

長崎くんち」とは

1634年に始まったとされる長崎市のお祭りです。

「博多おくんち」や「唐津くんち」と合わせて、日本三大くんちと言われてます。

神様が下りてくる3日間

「おくんち」では、10月7日、8日、9日の3日間に、諏訪神社に祀られた3体の神様が諏訪神社から下りてきます。

10月7日(前日=まえび)は「お下り」と言われ、諏訪神社から御旅所(おたびしょ)へ下ること。

10月9日(後日=あとび)は「お上り」と言われ、御旅所から諏訪神社へ上ること。

10月8日は(中日=なかび)と言われます。

細かい用語は気にせず、読み進めてください。

神様に奉納する3日間=「踊町」が「奉納踊り」を行う

簡単に書くと、この神様が下りてくる3日間に奉納踊りをすることが、「おくんち」と言えます。

最初に書いた内容と同じです。

この3日間で、長崎市の中の59町が7組に分かれて、7年に1度「踊町」となり、奉納踊りを行い、神様に奉納します。

ここがポイントで、

毎年同じ町や団体が「おくんち」を担っているのではなくて、「踊町」になって「奉納踊り」を行うのは、基本的に7年に1度しかないんです。

 

奉納踊りとは

それぞれの踊町は、それぞれに特徴的な「傘鉾」という物を持ち、奉納踊り(神様に奉納する演し物(=だしもの))を行います。

奉納踊り(=だしもの)の種類は大きく4つあり、「踊り」、「曳物」、「担ぎ物」、「通り物」に分けられます。

各町で行う奉納踊りは、決まっているそうです。

つまり、おくんち自体は毎年開催されていますが、

7年に1度、

・A町が踊町となり、奉納踊りの踊りである龍踊りをする

・B町が踊町となり、奉納踊りの曳物である川船をする

・C町が踊町となり、奉納踊りの担ぎ物である太鼓山(コッコデショ)をする

・D町が踊町となり、奉納踊りの○○である△△をする

・・・

というような感じになります。

ただし、

各町で、同じ演目の奉納踊りがあります。

例えば、「A町の龍踊り」と「E町の龍踊り」など、2年続けて「龍踊り」見ることができたりします。

まとめ

おくんちは、

①神様が下りてくる3日間に奉納踊りを行うこと

②奉納踊りは、7年に1度、A町が「踊町」となり、「*踊り」である「*龍踊り」をする

(*の部分は「踊町」によって変わる)

来年以降の「踊町」と「奉納踊り」の予定をこちらから確認することができます。

踊町と演し物 | 長崎くんち<長崎伝統芸能振興会> (nagasaki-kunchi.com)

おくんちに対する理解が少しでも深まったら、嬉しいです!

 

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